HOME協会案内ご挨拶グレゴリー・L・ティルフォード先生からのメッセージ
親愛なる動物好きの仲間たちへ
日本アニマルウェルネス協会の名誉アドバイザーに就任することを光栄に、そしてとてもうれしく思います。
思えば私が動物への植物医学に携わるようになって15年が過ぎました。その間、私たちが愛してやまない動物たちをより健康に、幸せに、そして長生きしてもらうための自然療法、食事やその他の方法をたくさん学びました。しかしながら、そうやって得た科学的な知識に関わらず、何よりも大きな収穫は、もっと奥深い別の何かから得たような気がします。それは、人間が愛と英知を動物たちの健康のために使うと、その見返りは全ての者に与えられるという、ある種の気づきです。つまり、動物を癒すものは、私たち人間も癒すということです。そして、動物たちの“やり方”を学び、尊重するということは、私たちを人間としても成長させてくれます。
アルベルト・シュバイツァーがそれをとてもうまく表現しています。
“全ての道徳の根源である「思いやり」は、人間に対してだけではなく、この世にある全ての創造物に向けられてはじめて、真に広く奥深いものになる。思いやりの輪を全ての生き物まで広げなければ、人間は安らぎを得られない。”
皆さんのような方々には、シュバイツァーの言っていることがよく理解できると思います。私たちは私たちと動物たちの関係において、新たな内なる安らぎを見つけようとしています。それは愛、学ぶ意欲、人間以外の生き物たちの自然な営みに対する敬意の念から来るものです。動物は私たちとは違います。彼らの欲求は私たちとは大きく違っています。けれども人間の知性というすばらしい神からの贈り物を、私たち人間のためだけではなく、動物たちの欲求を満たす適切なケアという形で、彼らのために使うならば、その過程の中で私たち人間自身も癒されていくことでしょう。
この私のあいさつ文を読んでいるという事実だけで、あなたはすでに新しい種類の動物愛好家の仲間入りをしていると言えます。この地球という星に生ける全てのものに、より健康的で幸せな将来をもたらそうとする、今日本中に広がろうとしている特別な人間、という新しい種類の動物愛好家です。
今こそ、私たちが頂いた“健康”という贈り物を「ペイ・フォワード」する時です。日本アニマルウェルネス協会は、それを手助けするためにここに設立されました。
私はこのすばらしい営みに参加できることを心から嬉しく思います。そしてまた、私の知識や経験をみなさんに共有できることを楽しみにしています。
いっしょに、もっとすばらしい世界を築きましょう。あなたのために、私のために、そして、愛してやまない動物たちのために。
動物たちへの愛をこめて
グレッグ・ティルフォード